あの頃、僕らはハートを突き抜ける音楽に出会った。

第57回グラミー賞(2015)- The 57th Annual GRAMMY Awards

グラミー賞とは?

グラミー賞 とは、1958年より始まった、National Academy of Recording Arts & Science(アメリカ芸術科学アカデミー)が主催するアメリカ国内の音楽業界の発展に貢献した人に贈られる賞だが、今日世界でもっとも権威ある音楽賞。

各部門の受賞者に蓄音機(グラモフォン)の形をしたレプリカが贈られる。テレビにおけるエミー賞、舞台におけるトニー賞、映画におけるアカデミー賞と同列に扱われる。 毎年2月に行われる授賞式は、人気のあるアーティストによるパフォーマンス、ライブが組まれ、ショーアップされたステージが世界へオンエアされる。

また、日本では「グラミー賞」創設に啓発されるかたちで、翌年の1959年に日本レコード大賞が創設された。

主要4部門

シングル曲演奏者および製作チームに授与されるRecord of the Year(最優秀レコード賞)、アルバム演奏者および製作チームに授与されるAlbum of the Year(最優秀アルバム賞)、シングル曲の作詞者、作曲者に授与されるSong of the Year(最優秀楽曲賞)、この1年で著しい活躍をみせた新人に授与されるBest New Artist(最優秀新人賞) の4部門は主要4部門として注目される。

最優秀レコード賞/Record of the Year
Sam Smith – Stay with Me
サム・スミスのデビューアルバム「In the Lonely Hour」収録曲。ゴスペルをさらりと採り入れたアレンジの曲。年間最優秀アルバムにもノミネート。

WINNER

Iggy Azalea – Fancy
イギー・アゼリアのデビューアルバム「New Classic」収録曲。注目されているポップ・シンガーのチャーリーXCXをフィーチャリングして2014年2月に発表。アメリカのシングル・チャートで7週連続1位となる大ヒット
Sia – Chandelier
シーアの5枚目のアルバム「1000 Forms of Fear」収録曲。超人気シンガーたちに作品を提供するという自己表現に対して生じたシーア自身の疑問と苦悩を作品化。
Taylor Swift – Shake It Off
Taylor Swiftの約2年振りとなるアルバム「1989」のリードシングル。ポップ・シンガーへと完全にシフトチェンジしたことを宣言した楽曲。
Meghan Trainor – All About That Bass
アメリカ出身のミーガントレイナーのデビューシングル。いきなり全米のシングル・チャートで8週間連続で1位を記録、
最優秀アルバム賞/Album of the Year

Beck – Morning Phase
ベックの2008年『モダン・ギルト』以来、6年ぶりに発表されたアルバム。オーケストラを融合させ、モダンかつドラマティックに闘病復帰後の“新たなる出発”を表現。

WINNER

Beyoncé – Beyoncé
「ドランク・イン・ラヴ feat. ジェイ・Z」を収録したアルバム。ひとりの女性として、母親としての自身を表現したリアルな歌や人間味にあふれたこのアルバムは世界各国で絶賛され、爆発的セールスを記録。
Sam Smith – In The Lonely Hour
サム・スミスの2014年のデビュー・アルバム。孤独という悲しみに対峙し、それを乗り越えようとする意志と、しかし簡単には乗り越えられない苦しみを表現した歌詞、歌が多くの人たちの共感を得る。
Pharrell Williams – Girl
映画のサウンドトラック制作やさまざまなアーティストのプロデュース業など、多忙なファレル・ウィリアムスの2ndソロアルバム。R&Bやファンクを最新のダンス・ポップへと進化させるファレルの手腕をあらためて知ることができる1枚。
Ed Sheeran – X
リック・ルービンやファレル・ウィリアムスといったシーン最前線のプロデューサーを8人も迎えて制作したエド・シーランの2ndアルバム。地元イギリス、アメリカでもチャート初登場1位を記録した大ヒット作。
最優秀楽曲賞/Song of the Year

Sam Smith – Stay with Me
サム・スミスのデビューアルバム「In the Lonely Hour」収録曲。

WINNER


Hozier – Take Me To Church
アイルランド出身のホージアのデビューシングル。

Sia – Chandelier
シーアの5枚目のアルバム「1000 Forms of Fear」収録曲。

Taylor Swift – Shake It Off
テイラー・スフィフトの約2年振りとなるアルバム「1989」のリードシングル。

Meghan Trainor – All About That Bass
アメリカ出身のメーガン・トレイナーのデビューシングル。
最優秀新人賞/Best New Artist
Sam Smith(サム・スミス)
サム・スミス(Sam Smith、1992年5月19日 – )は、イギリスのシンガーソングライター。2012年に全英11位のヒットを記録した、ディスクロージャーのシングル『Latch』にゲストボーカルとして参加し、名を挙げることになった。デビュー・アルバム『In the Lonely Hour』からグラミー賞の6部門にノミネートされ、4部門の賞が授与された。

WINNER

Iggy Azalea(イギー・アゼリア)
オーストラリア出身の女性ラッパー。チャーリーXCXをフィーチャリングした「ファンシー」が初登場1位に輝いたのと同じ週に、アリアナ・グランデに楽曲提供し自身もアーティストとして参加した「プロブレム」が初登場2位を飾った、
Bastille(バスティル)
ロンドン出身のロック・バンド。2013年3月のデビュー・アルバム『バッド・ブラッド』は、英国チャートでは1位に輝き、ヨーロッパ各国、アメリカでも高いセールスを記録。ゴシックの要素を採り入れたメランコリックなサウンド、ダンサブルなビートやキャッチーなメロディ、そしてダン・スミスのエモーショナルなヴォーカルが、広く親しまれる要因となった。。
Brandy Clark(ブランディー・クラーク)
ブランディー・クラークは、アメリカワシントン州出身のシンガーソングライター。シェリル・クロウ、ミランダ・ランバート、ケイシー・マスグレイヴス、ザ・バンド・ペリーなどに楽曲を提供してきた。デビュー・ソロ・アルバム『12 STORIES』では、別離や死、依存や満たされない欲望、さらに間違った形で満たされた欲望などのテーマが、21世紀的日常として、時にはダークでドライに、そしてユーモラスに、また悲哀に満ちていたり、また心動かされるように描かれている。
Haim(ハイム)
ハイムは、カリフォルニア出身の三姉妹によるポップ・バンド。活動形態はバンドだが、バンド・サウンドで勝負というよりは楽曲の大衆性に重きを置くアーティストで、70~80年代ポップス、さらにはそれ以前のモータウンからの影響を色濃く感じさせるものが多い。

 

この記事を書いた人
Translate »