1960年代後半、ベトナム戦争が泥沼化するなか、平和を唱える若者たちがカウンター・カルチャーを開花させる。そのシンボルとなったロックはミュージック・シーンのメインストリームへと躍り出て、大きな変革へとステージを移した。
人気の中心であったビートルズやボブ・ディランはトータル・アルバムをリリース、さらに明確なコンセプトを主軸にしたコンセプト・アルバムを発表し、ロックはアートの世界へ足を踏み入れた。
また、ロックに刺激を与え続けていたソウル・シーンでは、レイ・チャールズ、ジェームスブラウンに続き、オーティス・レディング、アレサ・フランクリンらが登場し、ロック色を強めながら全盛期を迎える。