ジェームズ・マーシャル・ヘンドリックス(James Marshall Hendrix、1942年11月27日 – 1970年9月18日))は、アメリカ合衆国のミュージシャン、シンガーソングライター。日本では「ジミヘン」の略称でも呼ばれ、天才ギタリストとして多くのミュージシャンに多大な影響を与えたロックミュージックのレジェンド。
24歳の若さでロックシーンに彗星のごとく登場し、27歳で他界する。およそ4年間の活動でロックの歴史を大きく変え、エレクトリックギターの可能性を後世に知らしめた。右利き用のストラトキャスターを逆さまにして左利きの構えで演奏するスタイルで知られる。
ギターを歯や背中で弾いたり、火を放ったり、破壊したりするパフォーマンスは今ではライブの演出で見ることのできる光景であるが、1967年「モンタレー・ポップ・フェスティバル」でギターに火をつけて破壊するという強烈なパフォーマンスはロック界や当時のミュージシャンに大きな衝撃を与えた。
エリック・クラプトンが、メジャー・ペンタトニックとマイナー・ペンタトニックを駆使して洗練されたフレーズに対して、ジミヘンはマイナー・ペンタトニック中心に感情のおもむくままにフレーズを創り出していく。それが、情熱的なフレーズの中にもの悲しさが同胞する理由かもしれない。
現在もなお、世界中のギタリストが神として崇めるジミ・ヘンドリックスの音楽はハードロック、サイケデリックロックなどに区分されるが、エモーショナルなブルースロックが本質であるかもしれない。