50年代後半に活躍したロックンロールの旗手たちが表舞台から姿を消すなか、パット・ブーンやポール・アンカといったポップ・ロックのアイドルの全盛時代を迎え、フィル・スペクターによるウォール・オフ・サウンドはロネッツ、クリスタルズというガール・グループのヒットを生み出し、ロックンロールをサウンド的に発展させる契機をつくった。
また、レイ・チャールズ、サム・クック、ジェームス・ブラウンらによってR&Bにゴスペルの要素を取り入れたソウル・ミュージックが台頭し、モータウンも誕生し、スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ、スティーヴィー・ワンダー、シュープリームス、テンプテーションズで人気を集めた。