あの頃、僕らはハートを突き抜ける音楽に出会った。

Peace On Earth / Little Drummer Boy – Bing Crosby & David Bowie ピース・オン・アース / リトル・ドラマー・ボーイ – ビング・クロスビー & デヴィッド・ボウイ

「Peace On Earth / Little Drummer Boy」は1977年英国テレビ番組「ビング・クロスビーのメリー・オールド・クリスマス」のサウンドトラック。クロスビーのもとを訪れたデヴィッド・ボウイが一緒に歌うという趣向。

映像の頭にあるドラマ部分は、曲だけを聴きたい場合(1分45秒あたりからどうぞ)には少し待てない気分ですが、彼らは自分の家族のクリスマスのために何をすべきかについて会話しています。

ボウイの高い声質が聖歌のような神聖さを増し、ビング・クロスビーの重厚な低音がそこに重なり、極上のハーモニーを作り出しています。

クロスビーは、この番組収録のほぼ5週間後の1977年10月14日、音楽界に大きな功績を残し、永眠しました。

ビング・クロスビー(Bing Crosby)
ビング・クロスビー(Bing Crosby)は、アメリカ合衆国の歌手、俳優でアメリカ初のマルチエンターテイナーのひとり。

20世紀が生んだポピュラー歌手のうちでも大きな影響を与えたビング・クロスビーは、1903年5月3日にワシントン州タコマに生まる。本名はHarry Lillis Crosbyだが、ビングは好きだったコミックの主人公の名からとったあだ名。

プロデビューは1926年、ポール・ホワイトマン楽団に入団。その後、楽団内で結成されたザ・リズム・ボーイズに参加、独立後に「オール・マン・リヴァー」をヒットさせる。その後、ソロで歌唱した1931年の「アイ・サレンダー・ディア(I Surrender, Dear)」 などがヒットしたことから、ソロ歌手として独立。ラジオ普及の時代を背景に、CBSラジオでラジオショー「ビング・クロスビー・ショー」のレギュラー番組を持つに至り、全米的な人気を獲得する。

歌手としてトップスターの地位を確立したクロスビーは、映画にも進出、主演スターとして長年ハリウッドのトップに君臨し、生涯で57本の映画に出演した。我が道を往く』では、アカデミー主演男優賞受賞、『喝采』では、同賞にノミネート。

歌手としては、1940年以降、13曲の全米No.1ヒットを持つ。「ホワイト・クリスマス」や「星にスイング」、「サイレント・ナイト」などの数々の不滅のヒット曲をリリースしたこともあり、生涯のレコード売上は4億枚を超えるという。

その後もクロスビーは歌いつづけて70年代には、もう一人の大スター、フレッド・アステアとアルバムを録音している。1977年10月14日、スペインで愛したゴルフのラウンド中に心臓麻痺で倒れ他界する。
20世紀が生んだスーパ-スター、ビング・クロスビーの影響は多くの歌手に引き継がれている。

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