あの頃、僕らはハートを突き抜ける音楽に出会った。

第56回グラミー賞 [年間最優秀アルバム賞]はダフト・パンク『ランダム・アクセス・メモリーズ』

[年間最優秀アルバム賞]はダフト・パンク『ランダム・アクセス・メモリーズ』に決定!

年間最優秀アルバム賞

Album of the Year(最優秀アルバム賞) – アルバム演奏者および製作チームに授与

ダフトパンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ (Random Access Memories)』が「年間最優秀アルバム賞」を獲得。

3枚目の前作『Human After All~原点回帰』から約8年振りとなる4thアルバム久しぶりのアルバム。13曲75分という大ボリュームだけど、最初から最後まで疲れずに聴き通せる心地の良さがある。

収録曲「The Game of Love」をダフトパンクは、次のように解説している。 「ここでぼくたちはヴォコーダーで歌ってるんだ。人間の声をロボット的に加工するのが流行の今の時代に、ぼくたちはあえて、ロボットの声をどこまで人間らしく鳴らせるかどうかということに大きな刺激を感じたんだ。限りなく人間に近づく人工知能と言うか……人間ではないけれども人間になろうとしているものの感情というか」

サンプリングで作られた音には限界がある。しかし、ナイル・ロジャースやジョルジョ・モロダーらトップクラスのアーティストのアナログの手を借りることによって、空気感のあるサウンドメイクに成功した。あのカッティング奏法一つで80年代へ瞬間移動できる。

ダンス・ミュージックもやはり、人が踊るもの、ぬくもりが欲しくなるのは当然であろうか。この歴史的な大作にグラミー賞という箔がついた。

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