あの頃、僕らはハートを突き抜ける音楽に出会った。

Rock Christmas Songs 10

ロックなクリスマス・ソングにも定番があります。そして、それらの名曲には愛される理由がそれぞれあります。

毎年やってくるクリスマスに気持ち良く耳から入り、心に何らかの残像を残していくからかも知れません。アーティストも、お気に入りのクリスマス・ソングの曲をカバーをリリースして、次の世代へと受け渡してくれる、そんな信号を受け取った一人かもしれません。

好みの問題は残りますが、時代を超えたロックなクリスマス・ソング10曲をどうぞ。 

1. John & Yoko/Plastic Ono Band – “Happy Xmas (War is Over)”

1971年に発表された、ジョン・レノン&オノ・ヨーコの楽曲。

クリスマス・ソングの定番として、そして平和へのメッセージ・ソングとしてジョン・レノンが考えたとおりに「永遠に残る、意味のあるクリスマス・ソング」となった。

2. The Kinks – “Father Christmas”

"Father Christmas"は1977年にリリースされたイギリスのロックバンド、キンクスのクリスマス・シングル。

サンタのおっさん!金よこせ!くだらねえオモチャでごまかすんじゃないぜ。などとクリスマスソングらしからぬブラックな歌詞がぶっ飛んできますが、この曲が素晴らしいのは最後の歌詞で「クリスマスおめでとう!楽しいひとときを!でも、君がワインを飲み干しているあいだ、何も貰えない子供達がいることも忘れないでいておくれ。」ときちっと落とし込んでいるところ。

3. Paul McCartney & Wings – “Wonderful Christmastime”

ワンダフル・クリスマスタイム(Wonderful Christmastime)は、1979年にポール・マッカートニーが一人で全楽器を担当し、収録したシングル。

ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス (戦争は終った)」が反戦メッセージを持つのに対し、この曲はクリスマスへの素直な楽しみを歌っている。

4. Queen – “Thank God It’s Christmas”

サンク・ゴッド・イッツ・クリスマス (Thank God It's Christmas) は、イギリスのロックバンド、クイーンの1984年にリリースされたクリスマス・シングル。

ブライアン・メイ(gt)とロジャー・テイラー(Dr)が作曲し、UKのヒットチャートで21位を獲得。

5. David Bowie & Bing Crosby – “Little Drummer Boy / Peace on Earth”

デヴィッド・ボウイとビング・クロスビーとのポップス界の世代を超えた歴史的デュエット曲。

1977年、テレビ番組『BING CROSBY'S MERRIE OLDE CHRISTMAS』で実現した夢の共演。 ビング・クロスビーが心臓発作で他界する前の貴重な映像で、ボウイの高音のヴォーカルとビング・クロスビーの渋い低音が織り成すハーモニーが絶品のデュエット。

6. Bruce Springsteen – “Santa Claus Is Coming to Town”

この曲の邦題「サンタが街にやってくる」で、多くのアーティストにカバーされているクリスマス・ソング。

1985年にブルース・スプリングスティーンがカバーしたこの曲は、ビルボードチャート:special Christmas chartで1位を獲得。

7. Bob Seger & the Last Heard – “Sock It to Me Santa”

ボブ・シーガー(Bob Seger)は、アメリカ・ミシガン出身のシンガーソングライター。

1966年にリリースされた"Sock It to Me Santa"は、ジェームス・ブラウンの "Papa's Got A Brand New Bag" にインスパイアされたソウルフルなロックなクリスマス・ソング。

8. Tom Petty & the Heartbreakers – “Christmas All Over Again”

"Christmas All Over Again"は、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズによる1992年リリースの『A Very Special Christmas Volume 2』に収録のクリスマス・ソング。 このアルバムの印税は、「スペシャル・オリンピックス」に$200,000以上が寄付されている。

トム・ペティ(Tom Petty)は、アメリカ・フロリダ州ゲインズビル出身のシンガーソングライターで、1970年代以降、常にアメリカン・ロックの最前線で質の高い作品をリリースし続け、時代に対峙し続けているミュージシャン。

9. The Beatles – “Christmas Time Is Here Again”

"Christmas Time Is Here Again"は、ビートルズの楽曲で1967年にイギリスのファンクラブ限定でクリスマスに製作されていたソノシート・レコード用の楽曲として録音、ビートルズとしては唯一作られたクリスマス・ソング。

作詞・作曲のクレジットはジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの全メンバーというレアな曲。

10. The Pretenders – “2000 Miles”

プリテンダーズ(The Pretenders)は、女性ボーカルのクリッシー・ハインドを中心に結成されたイギリスのロックバンド。

"2000 Miles"は3枚目のアルバム『Learning to Crawl』のリリース前にシングルカットされた曲で、タイトルの2000マイルは別れた恋人たちの距離でなく、 アルバムリリース前に急死したメンバー2人が旅立った天国への距離を表現したもとされる。

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